Lion Serverでメールサーバー3章・iPhoneの脱獄について編
先日、現時点で最新のiOSに対応した脱獄ツールが公開されました。
それまでもあるにはあったのですが、母艦のMacとの接続が必要になる場面が多かったのです。
いわゆる紐付きと呼ばれる手法です。
今回公開されたのは、untetheredと呼ばれる紐なしの脱獄です。
そこで、iPhoneの脱獄について少し書いてみようかと思います。
日本でiPhone 3Gが発売されてはや数年。
初代iPod touchを使っていた管理人は飛びつきました。
しかし、それまでいわゆるガラケーを使っていた感覚からすると、出来る事と出来ない事の差がとても大きく思えました。新しく出てきたiPhoneにしか出来ない事は当然として、ガラケーでは当たり前に出来るのにiPhoneでは出来ない。
そんな、言ってしまえば不満点は多々ありました。
それは世界中の人々も同じだったようで、出来ないなら出来るようにしようという動きが活発でした。
iOSのハッキングです。
別に悪い意味のハッキングではなく、最初は純粋に新しいOSに対する技術的興味を強く持った方々がチャレンジしていたように思います。それも日本では発売されていない、初代iPhoneの頃からだったように思います。
管理人の記憶だけなので曖昧ですが、たしか最初にiOSのハッキングに成功し公開したのは海外の当時中学生(?)の人だったように記憶しています。脱獄というネーミングもこの時に生まれたような気がします。
その手法が明らかにされ、さらにそのツールが配布されると瞬く間に広がりました。
そして、その当時のiOSでは出来ない事を埋める、自作のプログラムを提供するコミュニティも生まれました。
今で言うCydiaです。確かCydiaは後発で、名前は忘れてしまいましたが先発のアプリがあったように記憶しています。
管理人もご多分に漏れず、どうしても納得のいかない部分があったのでiOS4.x.xまでは脱獄していました。
何が納得できなかったかと言うと、iPhoneのメール着信音です。
ガラケーを使っていた時から、自分の携帯電話にメールがあったとハッキリ分かるように自作をしていました。
大勢の人が集まる場所で、同じような着信音が鳴るとみんな一斉に電話のチェックをしますよね?
正直、管理人はそれがイヤだったんです。そこまでメールに振り回されたくなかったので。
だからと言って、無視できる内容ばかりでもありません。仕方なしにでも返信する必要は出てきます。
そんな理由から、メール着信音が変えられないのは管理人にとって最大の不満点でした。
そして、それを変えるという目的の為だけに脱獄をしていました。
それの他にも、オマケ的な事はもちろんしましたけど。
脱獄自体はツールも公開され、とても簡単にできるようになっています。
ですが、Appleの保証なんてありません。あっても脱獄した時点で保証はなくなります。
さらに、ただ脱獄をしただけでは完全なノーガードの為、iPhoneのIPアドレスさえ分かれば中身をインターネット越しに覗かれる事さえあります。
そのリスクを踏まえた上で、それに対する自衛策をとったうえで、管理人は使っていました。
その当時の代表的なツールはPwnageToolというものでした。
これは、ざっくり言えばipswという拡張子のiOSそのものを脱獄した状態で作る手法です。
当時はこれが一番安定していたように思います。
しかし、iPhoneにA5チップが乗った影響なのか対策をとられてしまったからなのか、この手法は現在では下火になっています。そして、iOS5.1.1にはまだ対応していません。
それに変わって、先日公開された紐なし脱獄のツールはAbsintheという名のプログラムです。
これは脱獄済みのipswを作るのではなく、通常のiPhoneに対してこのツールから直接ハッキングを仕掛けるという手法です。
何が違うのかと言えば、復元する時に一番状況が違ってきます。
前者は脱獄済みのipswを使えば一回で済み、後者は一度正規のバージョンにした後、再度ツールを実行する必要が出てきます。
とは言っても、PwnageToolがiOS5.1.1に対応していないので、現時点では(他にもいろいろありますが)Absinthe一択になるんじゃないかと思います。
と、ここまで書いてきましたが管理人は現在は脱獄をしていません。
なぜなら、iOS5になってから標準で自作のメール着信音の選択が出来るようになったからです。
もちろん、iOS5にも不満点はあります。
例えば、メールの返信を選ぶと必ず引用された状態になるですとか。
しかし、脱獄をしなければどうにも出来ないという要素が減った今、かゆい所に手は届きませんが標準の状態でも満足しています。
SIMフリーのiPhone4Sもだいぶ入手しやすくなり、あえて脱獄という手段を使ってまでSIMアンロックをする必要もほぼ無くなってしまいましたし、Xiにすればテザリングも使えます。
おそらく、この先も管理人は脱獄をしないのではないかと思います。
脱獄をする事によって、よっぽど斬新な何かがあれば違ってくるのかもしれませんが。
そして、もしこれから脱獄をする方がいれば、そのメリットとデメリットを理解し、全てが自己責任となることを理解した上でお試し下さい。
それまでもあるにはあったのですが、母艦のMacとの接続が必要になる場面が多かったのです。
いわゆる紐付きと呼ばれる手法です。
今回公開されたのは、untetheredと呼ばれる紐なしの脱獄です。
そこで、iPhoneの脱獄について少し書いてみようかと思います。
日本でiPhone 3Gが発売されてはや数年。
初代iPod touchを使っていた管理人は飛びつきました。
しかし、それまでいわゆるガラケーを使っていた感覚からすると、出来る事と出来ない事の差がとても大きく思えました。新しく出てきたiPhoneにしか出来ない事は当然として、ガラケーでは当たり前に出来るのにiPhoneでは出来ない。
そんな、言ってしまえば不満点は多々ありました。
それは世界中の人々も同じだったようで、出来ないなら出来るようにしようという動きが活発でした。
iOSのハッキングです。
別に悪い意味のハッキングではなく、最初は純粋に新しいOSに対する技術的興味を強く持った方々がチャレンジしていたように思います。それも日本では発売されていない、初代iPhoneの頃からだったように思います。
管理人の記憶だけなので曖昧ですが、たしか最初にiOSのハッキングに成功し公開したのは海外の当時中学生(?)の人だったように記憶しています。脱獄というネーミングもこの時に生まれたような気がします。
その手法が明らかにされ、さらにそのツールが配布されると瞬く間に広がりました。
そして、その当時のiOSでは出来ない事を埋める、自作のプログラムを提供するコミュニティも生まれました。
今で言うCydiaです。確かCydiaは後発で、名前は忘れてしまいましたが先発のアプリがあったように記憶しています。
管理人もご多分に漏れず、どうしても納得のいかない部分があったのでiOS4.x.xまでは脱獄していました。
何が納得できなかったかと言うと、iPhoneのメール着信音です。
ガラケーを使っていた時から、自分の携帯電話にメールがあったとハッキリ分かるように自作をしていました。
大勢の人が集まる場所で、同じような着信音が鳴るとみんな一斉に電話のチェックをしますよね?
正直、管理人はそれがイヤだったんです。そこまでメールに振り回されたくなかったので。
だからと言って、無視できる内容ばかりでもありません。仕方なしにでも返信する必要は出てきます。
そんな理由から、メール着信音が変えられないのは管理人にとって最大の不満点でした。
そして、それを変えるという目的の為だけに脱獄をしていました。
それの他にも、オマケ的な事はもちろんしましたけど。
脱獄自体はツールも公開され、とても簡単にできるようになっています。
ですが、Appleの保証なんてありません。あっても脱獄した時点で保証はなくなります。
さらに、ただ脱獄をしただけでは完全なノーガードの為、iPhoneのIPアドレスさえ分かれば中身をインターネット越しに覗かれる事さえあります。
そのリスクを踏まえた上で、それに対する自衛策をとったうえで、管理人は使っていました。
その当時の代表的なツールはPwnageToolというものでした。
これは、ざっくり言えばipswという拡張子のiOSそのものを脱獄した状態で作る手法です。
当時はこれが一番安定していたように思います。
しかし、iPhoneにA5チップが乗った影響なのか対策をとられてしまったからなのか、この手法は現在では下火になっています。そして、iOS5.1.1にはまだ対応していません。
それに変わって、先日公開された紐なし脱獄のツールはAbsintheという名のプログラムです。
これは脱獄済みのipswを作るのではなく、通常のiPhoneに対してこのツールから直接ハッキングを仕掛けるという手法です。
何が違うのかと言えば、復元する時に一番状況が違ってきます。
前者は脱獄済みのipswを使えば一回で済み、後者は一度正規のバージョンにした後、再度ツールを実行する必要が出てきます。
とは言っても、PwnageToolがiOS5.1.1に対応していないので、現時点では(他にもいろいろありますが)Absinthe一択になるんじゃないかと思います。
と、ここまで書いてきましたが管理人は現在は脱獄をしていません。
なぜなら、iOS5になってから標準で自作のメール着信音の選択が出来るようになったからです。
もちろん、iOS5にも不満点はあります。
例えば、メールの返信を選ぶと必ず引用された状態になるですとか。
しかし、脱獄をしなければどうにも出来ないという要素が減った今、かゆい所に手は届きませんが標準の状態でも満足しています。
SIMフリーのiPhone4Sもだいぶ入手しやすくなり、あえて脱獄という手段を使ってまでSIMアンロックをする必要もほぼ無くなってしまいましたし、Xiにすればテザリングも使えます。
おそらく、この先も管理人は脱獄をしないのではないかと思います。
脱獄をする事によって、よっぽど斬新な何かがあれば違ってくるのかもしれませんが。
そして、もしこれから脱獄をする方がいれば、そのメリットとデメリットを理解し、全てが自己責任となることを理解した上でお試し下さい。